Hazy moon night
「もういい。一人で帰って勉強すればいいんでしょ。明日から待たないで帰る。」

「ちょっ…何言ってんだよ?」

(なんでそんなに怒るんだ?今日のメグミ、なんかおかしい…。)

メグミはハヤテの手を振りほどいて、スタスタと早足で歩き出した。

「メグミ、待てって。」

ハヤテは慌ててメグミを追い掛け腕を掴んだ。

「離して。」

「離さない。」

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