Hazy moon night
「え?」

「わからないの…。」

メグミはうつむいてポロポロと涙をこぼした。

ハヤテはメグミの肩を抱き寄せて頭を撫でる。

「とりあえず、帰ろうよ。一緒に。せっかく待っててくれたんだから。」

メグミはうつむいたまま小さくうなずいた。

ハヤテは長い指をメグミの指に絡め、しっかりと手を繋いで歩く。

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