Hazy moon night
「ホント?」

メグミが顔を上げて涙目のままハヤテを見た。

「うん。オレもメグミといろんな所に行ってみたいし…たくさん一緒にいたいんだ。」

「うん…。私もハヤテといろんな所に行ってみたい。…ハヤテと、ずっと一緒にいたい…。」

「飽きたとか言わない?」

ハヤテが照れ隠しにわざとおどけたように言うと、メグミが少しすねたように唇を尖らせる。

「言わないよ…意地悪…。」

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