Hazy moon night
「冗談だよ。オレも、メグミと一緒にいたいって思ってる。でもさ…そのためには、いろいろ頑張らないといけないし、目の前にある壁をひとつずつ越えていかないと。」

「うん…。」

「休みの日は、勉強会でもしようか?」

「ハヤテが教えてくれるの?」

「うん。オレ、ホントは今行ってる音大じゃなくて国立大受けるつもりで受験勉強してたんだよ。ずっと特進クラスにいた。」

高校時代のハヤテの意外な一面に、メグミは驚きを隠せない。

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