Hazy moon night
思いがけない事を言われたハヤテは、軽いパニックを起こしそうになりながら、ぐるぐると頭の中で思いを巡らせる。

「私、川嶋 恵。メグミって呼んでね。」

(いやいや、呼ばないから…。)

さっきまで泣いていたはずなのに、今は楽しそうに笑って話すメグミを不思議に思いながら、ハヤテは首をかしげる。

(最近の高校生ってみんなこんな感じ?いや、少なくとも、合唱部の子たちとは全然違うような…。)


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