Hazy moon night
「ハヤテ…帰っちゃうの?」

「オレがいたら勉強の邪魔になるみたいだから帰るよ。わからないって言ってたところは大方教えたし…あとは自力で頑張りな。」

それだけ言うと、ハヤテはメグミに背を向け、部屋を出た。


ハヤテは駅に向かって歩きながら、大きなため息をついた。

(ちょっと、きつく言い過ぎたかな…。)

メグミの寂しげな目を思い出し、ハヤテは自己嫌悪に陥る。

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