Hazy moon night
(不安にさせないようにって思ってたのに、過去の男につまらない嫉妬なんかしてあんな事言うなんて…オレって男として小さ過ぎる…。だからメグミが安心して頼れないんだよ…。)

近頃、メグミの様子が何かと気になる。

何か言いたげなのに、なんともないふりをしているのか、何かに焦っているようにも、怯えているようにも見える。

(言いたい事があるなら言ってくれればいいのに、どうしてオレには何も言ってくれないんだろう…。)

すぐそばにいるのに頼ってもらえない自分が情けなくて、ハヤテは唇をかみしめる。

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