Hazy moon night
(あんな顔させたかったわけじゃないのに…。またメグミをがっかりさせちゃったかな…。)

「あっ…。」

ハヤテは次に会う約束もしないで、ひどい事を言うだけ言って部屋を出た事を思い出し立ち止まった。

(上手に抱いてくれる大人の男に頼れなんて言っちゃったよ…。メグミ…泣いてるかも…。)

目の前にあったコンビニに飛び込み、ハヤテは小さなギフト用のキャンディーを買って、今来たばかりの道を走って戻った。

(ホントは誰にも渡したくない…。オレはどうしようもないくらいメグミが好きなんだ…。)



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