Hazy moon night
メグミの家の前に戻ったハヤテは、息を切らしてインターホンのボタンを押した。

程なくして、顔中涙の跡でいっぱいのメグミが玄関のドアを開けると、ハヤテは思いきりメグミを抱きしめた。

ハヤテの背後で静かにドアが閉まった。

ハヤテは息を切らしたまま、メグミを強く抱きしめて素直な想いを伝える。

「泣かせてごめん…男のくせに、過去の男に嫉妬なんかして…言い過ぎた…。」

「ハヤテ…。」

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