Hazy moon night
しばらく黙って抱きしめあった後、ハヤテはキャンディーの包みを差し出して、メグミの手に握らせた。

「これ…なあに?」

「うーん…プレゼント?って言うか…お詫びの品…?仲直りのしるし…?なんだろう?メグミにあげる。」

「ふふ…嬉しい。ありがと…。」

不器用なハヤテの仲直りにメグミが涙目のまま微笑むと、ハヤテも少しホッとして笑った。

涙で濡れたメグミの頬を両手で包んで、ハヤテはそっとキスをした。

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