Hazy moon night
「うわべばっかりで嘘つきな人よりずっといいよ。そういうとこ、好き。」

「ふーん…。」

(今の好きって何?!よくわからん!!)

予想外のメグミの言葉に驚きながらも、ハヤテは何食わぬ顔で返事をする。

(この子は男を勘違いさせるタイプの、小悪魔とか言うアレか?)

ハヤテは、細かい事をいちいち気にするのはやめておこうと思いながら、ホームに到着した電車に乗り込んだ。


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