Hazy moon night
二人きりのクリスマスと、かっこ良すぎる名前が好きになれた日
その年のクリスマスは、ハヤテにとって初めての“彼女と過ごすクリスマス”になった。

テスト期間中に内緒で用意していたブレスレットをプレゼントすると、メグミは驚きながらもとても喜んでくれた。

結局、遠くへは行かずに、駅のそばのイルミネーションで飾られた街路樹の並木道を手を繋いでのんびり歩いて、駅前の広場でツーショット写真を撮った。

駅のそばのレストランでクリスマスディナーを食べて、例のケーキ屋さんで小さめのクリスマスケーキを買い、メグミの部屋でジュースで乾杯をして、ケーキを食べた。

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