Hazy moon night
ハヤテがそんな毎日を送っていたある日。


メグミに勉強を教えて帰宅したハヤテを、珍しい顔が待ち受けていた。

「よっ、ハヤテ。元気か。」

その人は陽気に笑ってハヤテの肩を叩いた。

「あっ、父さん…。久し振り。珍しいね。」

「おかえりじゃないのか?」

「帰ってきたのはオレだけど?」

「確かに。」

ハヤテの言葉に、父親はおかしそうに声を上げて笑った。


< 384 / 651 >

この作品をシェア

pagetop