Hazy moon night
「ハヤテ、時間あるならこれから付き合え。」

「これからオレ、ピアノの練習するけど。」

「今日くらいはいいじゃないか。たまには一緒に飲みに行こう。」

珍しい事もあるもんだなと思いながら、ハヤテは父親の誘いに乗る事にした。


駅のそばのバーに連れて行かれたハヤテは、父親と並んでカウンター席に座った。

その店は落ち着いた大人の好みそうな、ピアノのある隠れ家的なバーだった。


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