Hazy moon night
「で、どうだ?」

「楽しいよ。父さんも同じような仕事してんのかなぁとか思ったりした。」

「まあな。ハヤテは卒業後はどうするんだ?」

「まだ考えてないけど、こういうのも有りかなぁとも思う。」

ハヤテの言葉に、父親はどことなく嬉しそうにしている。


ハヤテと父親がそんな話をしていると、店に入ってきた一人の男性が、二人のそばに歩いて来て父親の肩を叩いた。

「よぅ、タカさん。お待たせ。」

「おっ、チーちゃん。待ってたぞ。」

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