Hazy moon night
「えーっ…いきなりそんな事言われても…。」

「いいじゃん、なんか弾いてくれよ!!オレは聴いてみたい!!」

「ハヤテ、オレも久し振りに聴きたい。」

「良かったら弾いてくれるかい?なんでも好きな曲弾いてくれていいから。」

和泉と父親に加えマスターにまでそう言われ、ハヤテは断りきれずにピアノの前に座った。

「結局ピアノ弾くのか…。」

ハヤテは小さく呟いて、何を弾こうかと考えながら鍵盤の上に指を乗せた。

(まぁ…好きに弾いていいって言うなら…。)


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