Hazy moon night
しばらくピアノを弾いた後、マスターが“素晴らしい演奏のお礼に”と言って、美味しいカクテルをご馳走してくれた。

カクテルでほんのりといい気分になったハヤテは、無性にメグミの顔が見たくなり、スマホを出してクリスマスにメグミと二人で撮った写真を眺めた。

(メグミ、やっぱりかわいいなぁ…。)

クリスマスにメグミからもらったCDを、ハヤテは何度もくりかえし聴いている。

聴くごとに、どんどんその曲に引き込まれ、メグミへの想いも強くなる。

(あの曲みたいに、メグミとずっと一緒にいられたらいいな…。)
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