Hazy moon night
メグミの家へ着いてインターホンのボタンを押すと、すぐにメグミが玄関のドアを開けた。

「ハヤテ…。来てくれたの?無理しないでって言ったのに…。」

「無理なんかしてない。」

玄関に入りドアを閉めると、ハヤテはメグミを抱きしめた。

「メグミこそ…無理してない?」

「えっ…?」

「オレは、少しでもメグミと一緒にいたいと思うから来た。長い時間はいられないけど…。」

「ありがとう…。」

ハヤテの腕の中で、メグミが小さく呟く。

< 438 / 651 >

この作品をシェア

pagetop