Hazy moon night
ハヤテがプリンの入った紙袋を差し出すと、メグミは笑ってそれを受け取った。

「ハヤテは優しいね。」

「優しいかどうかはわからないけど、ただメグミが好きなだけ。」

「うん…。」

ハヤテはメグミにキスをして、もう一度抱きしめた。

「オレはメグミが好きだから、一緒にいたいとか、会えなくて寂しいとか言ってくれたら、すごく嬉しいって思ってる。」

ハヤテの言葉に、メグミは顔を上げて、ハヤテの目を見つめた。

「ホント?」

「うん。オレも同じ気持ちだから。」

「嬉しい…。ハヤテ、大好き…。」

「オレもメグミが好き。」


< 439 / 651 >

この作品をシェア

pagetop