Hazy moon night
「だって…ハヤテ、困るでしょ?」

「うん。困るけど…嬉しいんだよ?」

ハヤテはメグミの手を握って体を引き寄せ、もう片方の手で抱きしめた。

「ホントはオレだって、メグミと離れたくないから。」

「ハヤテ…。」

メグミはハヤテの胸に顔をうずめて小さく呟いた。

「そんな事言われたら…余計に離れたくなくなっちゃうよ…。我慢してたのに…。」

「ごめん。今日はオレがメグミを困らせちゃったかな。」

ハヤテはメグミの頭を撫でながら、嬉しそうに笑った。


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