Hazy moon night
「あのね…ハヤテのライブが終わったら、ごほうびくれる?」

「ごほうび?入試の後じゃなくていいの?」

「うん。」

「ごほうびって…何が欲しい?」

何か欲しい物でもあるのかと思いハヤテが尋ねると、メグミはハヤテの長い指に唇で触れた。

「ん…ハヤテがいい。」

「えっ?!」

メグミは指に口付けながら、驚くハヤテを上目使いで見つめた。

「ハヤテにも…ごほうび、あげるね。」

いつになく色っぽいメグミの仕草に妙にドキドキして、ハヤテは真っ赤になった。

(なんだこれ…めっちゃドキドキしてるよ…。メグミ色っぽ過ぎ…。)






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