Hazy moon night
「あのさ…あんまり覚えてないから…やっぱりもう1回だけ…いい?」

「もう…。」

メグミは笑いながらキスをして、ハヤテにギュッと抱きついた。

「夕べみたいに激しくしないで、優しくしてくれる?」

「それはもう。めちゃくちゃ優しくする。」

「だったら、いいよ。」

それから二人は何度もキスをして、甘く優しいひとときを過ごした。

他の事は何もかも忘れてしまうほど、二人で抱きしめ合う時間は心地が良くて、触れ合う肌の温もりや、重ね合った体の重みさえ愛おしい。


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