Hazy moon night
「コンクール終わったら、ゆっくりしよう。」

「うん。」

メグミは繋いだ手をギュッと握りしめた。

「コンクールで入賞したら、何かあるの?」

「最優秀賞取ると、イタリアの姉妹校に3ヶ月くらい留学するらしいけど…そこまでは。」

「ハヤテならあるかも…。」

「わからないよ。今までそんな賞もらった事ないし。せいぜい3番目止まりだ。」

「3番目でも、じゅうぶんスゴイよ。」

「今回は今までとはコンクールのレベルが違うから。あ、でも…。」


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