Hazy moon night
そんな時にハヤテと出会い、ハヤテを好きになり、これが本当の恋なんだと思った。

手を繋いで歩き、素直に大好きと伝え、会いたい、寂しい、もっと一緒にいたいとわがままを言っても、優しく笑って受け止めてくれるハヤテとの時間は、メグミにとって初めて手にした幸せだった。

ハヤテとの幸せをかみしめながら、心のどこかで、浅井の家庭を壊しておいて、自分だけがハヤテと幸せな恋をしていいのだろうかと、メグミは悩み続けていた。

ずっと先の事はわからないけれど、それでもやっぱり大好きなハヤテと一緒にいたいと思い、メグミは改めて浅井のプロポーズを断ろうと、呼び出された音楽準備室に足を運んだ。

キチンと断って、今度こそけじめをつけようと思っていたはずなのに。

浅井の手は易々とメグミを捕らえ、浅井の手によって大人にされ熟知された体を弄ばれてしまった。

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