Hazy moon night
初めて恋をして、本気で愛していた。

メグミの言葉も聞かず、あんなにひどい言葉を吐き捨てた自分に、もう一度会いたいとか、謝る資格もないとハヤテは思う。

(もう2度と顔も見たくないとか…言っちゃったもんな…。メグミ…泣いてた…。せめて話くらい、聞いてやれば良かった…なんて…今更遅いよな…。)

あんなにつらかったはずのメグミとの別れを思い出しては、後悔している自分がいる。

本当はメグミの事が好きで好きでどうしようもなかったのに、これ以上傷付くのが怖くて吐き捨てたひどい言葉は、メグミを深く傷付けたに違いない。


< 520 / 651 >

この作品をシェア

pagetop