Hazy moon night
本当の事も、メグミの気持ちも、何も知ろうとしなかった。

次の日も、メグミがそこにいた事を知っていたのに、追い掛ける事もしなかった。


あれから4ヶ月が過ぎたが、メグミは大学入試に合格したのだろうか?

両親が離婚したら実家を出て、一人暮らしをすると言っていたが、もしかしたら今頃、浅井と一緒に暮らしているのかも知れない。

(きっと今頃…メグミはオレの事なんて忘れて…先生と幸せになってるよな…。)

どんなに悔やんでも遅すぎると、ハヤテは大きなため息をついた。

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