Hazy moon night
ハヤテはメグミを強く抱きしめて、何度も髪を撫でた。

「約束…覚えててくれたんだな…。」

「忘れるわけないよ…。」

「じゃあ…約束、守れるかな…。ケーキ買ってさ…一緒にお祝いしようよ。それとも…一緒にお祝いする人が…他にいる…?」

ハヤテが尋ねると、メグミはハヤテの胸に顔をうずめたまま、涙声で呟く。

「いないよ…。ハヤテがいいの、一緒にお祝いして欲しい人なんて…私には、ハヤテしかいないの…。」

「ホントに…?」

「ホントだよ…。」


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