Hazy moon night
電車に乗っている間も、ハヤテはもう2度と離さないと思いながら、メグミの手をしっかりと握っていた。

「またこんなふうに手を繋いで歩けるなんて…思ってなかった…。」

メグミが呟くと、ハヤテはメグミの頭を撫でながら微笑む。

「オレも。まさかホントに会えるなんてな。偶然って言うか、奇跡って言うか…。」

「偶然が3度重なったら、運命だって。」

「オレもそれ聞いた事ある。オレとメグミは運命の相手って事?」

「だったら嬉しいな…。」



< 532 / 651 >

この作品をシェア

pagetop