Hazy moon night
2時間ほど経った頃、ハヤテは顔を上げて壁の時計を見た。

(そろそろ切り上げるかな。)

そして、相変わらずピアノの近くの席に座ってハヤテの事を見ているメグミに気付くと、ハヤテは思わずため息をついた。

(まだいたのか…。)

「今日はもうおしまい?」

「そうだけど…。早く帰れって言ったのに。外もう暗いじゃん。」

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