Hazy moon night
ライブの後は、メグミも打ち上げに誘ってもらい、一緒に賑やかな時間を楽しんだ。

その日の夜は二人でホテルに泊まり、久し振りに一緒に過ごした。

ハヤテの誕生日の当日は一緒に過ごせなかったので、気分だけでも…と、コンビニでケーキを買って二人で食べた。


ベッドの中でハヤテに腕枕をされながら、メグミは幸せそうにハヤテの肩に頬をすり寄せ、客席から観るステージの上のハヤテは最高にかっこいいけれど、こうしている時のいつものハヤテが一番好きだと言った。

猫のように甘えるメグミがかわいくて、ハヤテは何度もキスをして髪を撫で、愛してると囁きながらメグミを抱いた。

何度も求め合って、お互いに体の境目がわからなくなりそうなほど溺れて、心地よい浮遊感と甘い余韻を残しながら、抱き合って眠った。




< 544 / 651 >

この作品をシェア

pagetop