Hazy moon night
メグミのマンションの近くのコインパーキングに車を停めたハヤテは、急いでメグミの家へ向かった。

チャイムを押すとすぐ、玄関のドアを開けたメグミが、ハヤテに抱きついた。

「ハヤテ…。」

後ろ手に玄関のドアを閉め、ハヤテは思いきりメグミを抱きしめた。

「…来ちゃったよ。」

ハヤテが笑いながら呟くと、メグミがハヤテの顔を見上げて微笑む。

「嬉しい…。すごく会いたかった…。」

「オレも会いたかった…。会いたくて会いたくて、我慢できなかった。」


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