Hazy moon night
「ちょっと意外だったな…。」

ハヤテの胸で甘えながらメグミが呟いた。

「何が?」

ハヤテがなんの事かと首をかしげる。

「ハヤテって、車運転するんだね。」

「普通にするよ。高校出てすぐ、合宿で免許取りに行ったし。父親が家に車置いてるから、大きい物買う時とか遠出したい時なんか、たまに使う。」

「そうなんだね。ハヤテが免許持ってるなんて初めて聞いたよ。」

ハヤテはメグミの髪を撫でながら、何かを思い付いたように、ああ、と呟いた。


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