Hazy moon night
「…ダメだった?」

「ううん…全然ダメじゃないよ…。ハヤテがそんなふうに言ってくれたの、初めてかも。」

「そうだったかな…。」

ハヤテが少し照れ臭そうに目をそらすと、メグミは笑ってハヤテの頬に口付けた。

「すっごく、嬉しかったよ。」

それからまた二人は、じゃれ合うように何度もキスを交わした。

遠い未来の約束は、今はまだできないけれど、早くメグミと、朝も夜も一緒にいられるようになりたい。

メグミと二人で過ごす時間は、何物にも替え難い幸せだとハヤテは思った。




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