Hazy moon night
午後の講義が終わり、ハヤテが待ち合わせ場所に向かうと、メグミは先に着いて駅前の時計台の下でハヤテを待っていた。

「もう着いてたんだ。待った?」

「ううん、さっき着いたとこ。」

いつもはメグミの部屋で過ごすので、待ち合わせも新鮮だなと思いながら、ハヤテはメグミの手を取り指を絡めた。

「こうして歩くのも久し振りだ。」

「うん、そうだね。まずどこ行く?」

「喉渇いたから、とりあえずお茶でもどう?」



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