Hazy moon night
二人でカフェに入り、ホットコーヒーとケーキのセットを注文した。

窓の外の賑やかな街の景色を眺めながら、メグミはハヤテに話し掛ける。

「もうすぐクリスマスだね。」

「うん。あれからもうすぐ半年か。早いな。」

「ハヤテ、ずっと忙しかったから…余計に早く感じるんじゃない?」

「そうなのかな。でも、メグミとなかなか会えない時は、時間が過ぎるのがめちゃくちゃ遅かった気がする。」

「うん…。私も。」

コーヒーを飲みながらケーキを食べ、他愛ない会話をして、今日はどこに行こうと相談した。

「せっかくだから、いろんな店回ってみる?考えたら、二人でこういう事、全然した事なかったもんな。」

「そうだね。」


< 573 / 651 >

この作品をシェア

pagetop