Hazy moon night
カフェを出て、雑貨を見たり、お互いに似合いそうな服を探したり、いろんな店を見ながら手を繋いで歩いていると、メグミがふと一軒の店先で足を止めた。

「ん?」

メグミはブライダルサロンの入り口に飾られたウエディングドレスを眺めている。

「どうした?」

「ううん…。なんでもないよ。ただ、素敵なドレスだなぁって…。」

「うん、キレイだな。メグミに似合うかも。」

メグミは少しはにかんで、ハヤテの方を見た。

「行こ。」

「もういいの?」

「うん。」

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