Hazy moon night
駅に着き電車を待っていると、メグミがハヤテに話し掛けた。

「今日も電車混んでるかな?」

「この時間は、いつもそうなんじゃないの。」

「そっか…。あっ、今日はコロンつけてないから。」

「ああ、うん…。」

メグミの言葉を聞いて、ハヤテは1週間前の車内を思い出し、またあの香り攻めの拷問みたいな電車に乗るのかとゲンナリした。


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