Hazy moon night
(キレイな子だけど…オレに何の用だ?)
「澤口、颯天さん?」
「ハ、ハイ…。」
(え?なんでオレの名前知ってるんだろう?)
見知らぬ女の子に突然名指しで呼ばれたハヤテと言うその青年は、驚いて目を丸くした。
その様子を見た女の子は、ニコリと笑って、手に持っていた物を差し出した。
「良かった。これ、ちょうど届けに行こうと思ってたとこだから。ハイ。」
受け取るとそれは、先程までどこを探しても見つからなかった、通学用定期券の入った学生証だった。
「澤口、颯天さん?」
「ハ、ハイ…。」
(え?なんでオレの名前知ってるんだろう?)
見知らぬ女の子に突然名指しで呼ばれたハヤテと言うその青年は、驚いて目を丸くした。
その様子を見た女の子は、ニコリと笑って、手に持っていた物を差し出した。
「良かった。これ、ちょうど届けに行こうと思ってたとこだから。ハイ。」
受け取るとそれは、先程までどこを探しても見つからなかった、通学用定期券の入った学生証だった。