Hazy moon night
卒業公演が無事に終わり、メグミはハヤテに言われた通り、先に自分の家に帰ってハヤテが来るのを待っていた。

すっかり暗くなった頃、ハヤテから“駅前で食事をしよう”とメールが届き、メグミは待ち合わせの時間になると駅前に向かった。

メグミが着く頃にはハヤテは既にそこにいて、一緒にレストランで食事をした後、メグミの部屋に向かった。

部屋に着くと、メグミは二人分のコーヒーを入れ、ハヤテの隣に座って、いつものように、ハヤテの肩に頬をすり寄せた。

ハヤテはメグミの肩を抱き寄せ、優しく頭を撫でた。

「今日のハヤテの曲…すごく素敵だったよ。」

「うん…ありがとう。」

「また聴かせてね。」


< 608 / 651 >

この作品をシェア

pagetop