Hazy moon night
「好きだよ…めちゃくちゃ好きだよ…。」

「だったら…。」

「好きだから…守れるかどうかもわからないような不確かな約束で、メグミを縛り付ける事はできない…。」

ハヤテが唇をかみしめると、メグミはハヤテの胸で声をあげて泣いた。

「いやだよ…。このまま別れるなんて…。置いて行かないで…私を一人にしないで…。ハヤテが好きなの…別れたくない…。」

「ごめん…。ホントにごめんな…。」

ハヤテは泣きじゃくるメグミを、強く抱きしめた。

「待ってるから…ちゃんと待ってるから…別れるなんて言わないでよ…。」

「オレの事なんて待たなくていいから…寂しいとか会いたいって素直に言える人見つけて…幸せになって…。」

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