Hazy moon night
ハヤテがメグミと別れ、ロンドンに渡ってから1ヶ月が過ぎた。

その日の仕事を終えたハヤテは、いつものようにユウ、リュウト、トモキと一緒に、賑やかにテーブルを囲んでいた。

ユウは未成年なので酒は飲めないが、料理が得意で、みんなで食事をする時は、よく夕食や酒のツマミを作ってくれる。

その日もユウの作った料理がテーブルに並んでいた。

「ユウは料理得意だよな。好きなの?」

ハヤテが料理を口に運びながら尋ねると、ユウは首を横に振った。

「別に好きじゃないし得意でもないけど…できるヤツがオレしかいないから、仕方なくやるだけ。一人だと面倒だからやらないよ。」


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