Hazy moon night
「ふーん…。確かにオレ料理できないし…。」

「オレも料理はしねぇな。」

「オレはバイトでキッチンにいたけど、そこのマニュアル通りのメニューしか作った事ないから…普通の料理はできない。」

リュウトとトモキがハヤテに同意すると、ユウはため息をついた。

「だろ?じゃあみんなは何か得意な事ある?」

ユウの質問に、リュウトが得意気に答える。

「オレは元美容師。」

「オレはユウの手伝いくらいならできる。炒めるとか、炒めるとか、炒めるとか。」

トモキの言葉に、ユウが苦笑いする。

「炒めるばっかじゃん!!で、ハヤテは?」

「オレは…ピアノくらいしか取り柄がない。」


< 622 / 651 >

この作品をシェア

pagetop