Hazy moon night
リュウトがハヤテの顔を見て首をかしげた。

「そうか?まぁ、派手ではねぇけどな。」

「なんて言うか…いろいろ吹っ切りたい。」

「そこまで言うなら…オレの好きなようにするけど、文句ねぇな?」

ニヤリと笑ったリュウトに一抹の不安を覚え、ハヤテは慌てて付け加えた。

「うん。あっ、でもあんまり奇抜過ぎるのはちょっとアレだけど…。」

「しゃあねぇな。わかったよ、ちゃんとハヤテに似合う範囲でやってやる。」

「ありがとう、頼むよ。」



そんな会話を交わした3日後。

ハヤテの髪はリュウトの手によって、見事な金髪に変わっていた。


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