Hazy moon night
「落としたの…これ?」
「うん…。ありがとう…。」
ハヤテはメグミの手に、拾った物を渡そうとして、それがかつて、自分がメグミに初めて贈ったクリスマスプレゼントのブレスレットだと気付いた。
「まだ持っててくれたんだ…。安物なのに。」
「ハヤテがくれた物だから…私にはどんな高価な物より…大切な物だよ。ずっとつけてたから金具が傷んで壊れちゃったんだね。」
メグミの胸元には、ハヤテが次の年のクリスマスにプレゼントした、ムーンストーンのネックレスが揺れていた。
「ありがとう、大事にしてくれて。」
「うん…。ハヤテが日本に戻ってから活躍してるの、ずっと見てたよ。でも…。」
「ん…?」
「うん…。ありがとう…。」
ハヤテはメグミの手に、拾った物を渡そうとして、それがかつて、自分がメグミに初めて贈ったクリスマスプレゼントのブレスレットだと気付いた。
「まだ持っててくれたんだ…。安物なのに。」
「ハヤテがくれた物だから…私にはどんな高価な物より…大切な物だよ。ずっとつけてたから金具が傷んで壊れちゃったんだね。」
メグミの胸元には、ハヤテが次の年のクリスマスにプレゼントした、ムーンストーンのネックレスが揺れていた。
「ありがとう、大事にしてくれて。」
「うん…。ハヤテが日本に戻ってから活躍してるの、ずっと見てたよ。でも…。」
「ん…?」