Hazy moon night
二人は抱きしめ合って、口付けを交わした。

「絶対に離さない。必ず幸せにする。オレは、守れない約束はしないよ。」

「ふふ…。相変わらず真面目なんだね。」

「そういう性分なんだ。こんなオレは嫌い?」

昔は真面目だと言われると、つまらない男で悪かったね、などと自嘲気味に言っていたハヤテが、今は自信を持って自分の事を認め、受け入れている。

大人になったハヤテのそんな姿に、メグミはたまらなく嬉しくなった。

「ううん…大好き!!」

「オレも愛してる。メグミ、これから指輪買いに行こう。将来の約束をする特別な時に贈ろうって、昔から決めてた。」


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