Hazy moon night
そのまま黙って歩き続け、ようやくメグミの家が近付いてきた。

これでやっと解放されるとハヤテがホッとしかけた時、メグミがハヤテの背中を見ながら話し掛けた。

「ねぇ、ハヤテは彼女とかいないの?」

背中越しのメグミからの突然の問い掛けに、ハヤテは大きなため息をついた。

(そんなわかりきった事聞くか、普通?)

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