Hazy moon night
「そういうのに、いちいち反応するつもりないから。他当たってよ。」

ハヤテが足早に歩き出すと、メグミはその後ろを走って追い掛ける。

「待ってよ、ハヤテ。」

「だから…。」

(ハヤテって呼ぶなって…。)

そう言おうと振り返ったハヤテの唇に、不意に柔らかい物が触れた。

(え…?)


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