Hazy moon night
明日になったら、“全部嘘だよ”と言われるのではないか。

“やっぱり一緒にいてもつまんないから、付き合おうって言ったのはなかった事にして”と言われるのかも知れない。

(まぁ…それはそれでいいんだけど…。)

お風呂から上がって自分の部屋に戻り、ベッドに横になって目を閉じると、どういうわけか、メグミの顔ばかりが浮かぶ。

(なんだ…?)

メグミの手の温かさや、柔らかい唇の感触が蘇り、ハヤテは一人で赤面してしまう。

(いやいやいや…。何考えてんだ…。)

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