Liar Love*君は嘘つき*
目撃
流斗が記念日を忘れていたことを忘れたくて
めいっぱいオシャレをして街に出掛けた
好きな服を買ってそろそろ帰ろうと
思ったときだった
彼によく似た男の子と彼女によく似た女の子
が恋人つなぎをして歩いていた…
見間違えだよ、そんなわけない
おもわず二人を追いかけた
「ねぇ次はどこに行く?」
「お前が決めていーよ」
「えー流斗が決めて?」
「俺はどこでもいいから」
「うーん、じゃあ流斗のおうちがいーなぁ」
「風愛がいいなら別にいいけど」
「やった!この前みたいに激しく抱いて
欲しいなぁって思ってたんだぁ///」
仲良さそうに歩いていたのは
見間違えじゃなかった…
その二人は
私の大好きな親友と彼氏でした…