Ri.Night Ⅱ
────…
翌日、いつも通り車で迎えに来て貰い、学校へ行った。
別れを告げるのは放課後、倉庫で。
それまではいつも通りに過ごす。
──最後の日を。
貴兄の事も、お別れする事も、今日は全て忘れて過ごしたい。
今日はみんなと居られる最後の日だから。
だから、哀しくても寂しくても泣きたくても“笑う”。
そう決めた。
神様、最後ぐらい笑わせてよ。
あたしの願いはそれだけだから。
メニュー